幼稚園バスでキャンピングカーを作る その50

2015年11月21日 17:25

幼稚園バス改造記事も、なんと50回を迎えました。
ここでお知らせですが、家族に内緒で運営してきたこのブログのアドレスが、
ついに家族にバレました (;´Д`)
で、長男に、このキャンピングカー製作記を読まれてしまいました。
その感想は、「どうでもいい箇所を報告したり、
逆に苦労した部分が端折られていたりしてイマイチ。」と一蹴されてしまいました。

そりゃ私は、車や電装の事なんて分らないし、
そもそも改造にほとんど参加してないし、
変わった箇所を報告するくらいしか出来ないから、
こんな記事しか書けませんよ。

そもそも、初めは夫が別アカウントでこのローザ改造のブログを始めたのですが、
ひと記事書いただけで投げ出してしまったので、
私がそれを引き継いだだけです。
もちろん、改造している本人が記事を書くのが一番イイ!

じゃあ次はお前が書け、ってことで、
3代目キャンピングカーに着手する際は、その改造記録を長男に書かせます。
いつになるか分かりませんが、こうご期待!





さて、前回に土足禁止化が進んだローザ車内ですが、
エンジンカバー部分にもタイルカーペットを並べました。
夫が仕事で床を施工した際の端材なのでコマ切れで、よくズレます。





次男に昔作ってもらった、助手席の足置き台を踏み割ってしまったので、
新たに夫に作ってもらいました。
今回は、台ではなく、床にしてもらいました。
ここでも土足禁止化です。

助手席の座面が汚いですが、これは、
ヤフオクで運転席&助手席のシートセットを落札して届いた時から、
機械油の沁みで汚れていました。
どうやら解体業者が、この上に油まみれの部品を置いたようです。
洗ったのですが、これ以上落ちませんでした…。





床と言っても、前回に作った仮設下駄箱と同じ廃材を敷いただけです。
長男や次男は身長が伸びたので、
助手席に足置き台がなくても余裕で足が届くようになりました。
なので、台や床があると足が窮屈になるので嫌がりますが、
ここはかーちゃん優先席なので、有無を言わせません。





ここにも、タイルカーペットの端材を並べました。





ダッシュボードには、謎の装置が付けられています。
これは、居眠り防止装置だそうです。





この装置は、運転席に取り付けたシートと連動しているそうです。
首がコックリコックリするのを検知して、アラームが鳴るらしいです。

よく夫が舟を漕ぎながら運転しているのでヒヤヒヤしますが、
SAPAや道の駅に入って仮眠しろ!と言っても、
なかなか休んでくれません。

私がローザの運転を交代してあげられるのは、
乾いた路面の高速道路が関の山です。
一般道や雪道の走行は、夫がどんなに疲れていても、
夫に任せるしかありません。


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高賀山登山 その2

2015年11月17日 05:49



その1の続き。

上の地図は、私の歩いたログです。
4が本来の登山道ですが、間違えて1の方向の谷筋を登ってしまいました。
2の地点で藪に阻まれますが、稜線が見えていたので、
藪を漕いで稜線に出られると過信して、藪に突入しました。

しかし、急斜面に密集した深い藪を漕げるはずがありません。
漕いでは滑り落ち、笹を掴んでは這い上がり、一進一退の悪戦苦闘。
そうこうしているうちに、唯一の帰還ルートである、
岩屋から登ってきた谷筋からも離れてしまいました。

一面の藪の中にポツンと、巨大な岩が存在していました。
巨岩の上から木が生えている、神秘的な場所でした。
その岩の場所がちょうど尾根で、3の方向に谷が切り落ちています。

藪を漕いで稜線を目指そうとするものの、
もがけばもがくほど、3の谷に吸い寄せられてしまいます。
あまりの急勾配に、四つん這いになっても進むのは不可能。
笹で滑って全く足がかりがなく、
腹ばいで笹にしがみついて宙吊り状態です。

笹を掴んで這い登り、滑り落ち、這い登り、滑り落ち…
さながら、アリジゴクの巣に落ちて、もがき苦しむアリの姿です。

なけなしの腕力で笹にぶら下がりながら、
登山口に掲示されていた、若い行方不明者を思い出しました。
こんな低山で、こんな若い人が遭難するものなのか?と疑問でしたが、
そんな私が、今まさに遭難しているのです。

あたり一面、見えるものは藪、藪、藪ばかり。
そして、足元に広がる、落ちたら二度と這い上がれそうにない3の深い谷。
唯一の命綱である、笹にしがみつく腕も、もう限界です。
嗚呼、ついに進退窮まれり。
行方不明者として私の写真が登山口に掲示される様が脳裏をよぎり、
血の気が引きました。





今まで見えなかったのに、目線を変えたら、
東の方角の藪の奥に、
見覚えのある、木が生えた巨大な岩が一瞬チラリと見えました。
それは、暗黒の大海原で灯台を見つけたが如き喜びの瞬間!
諦めかけていた心に火が付きます。
そこからは火事場のバカヂカラを発揮し、
ガムシャラに藪を掴んで、無我夢中で巨岩に辿り着きました。

この巨岩に帰ってこれたのなら、もう大丈夫です。
藪を更に東に漕いで、谷筋のガレ場に無事、戻ることが出来ました。
その藪の中で、いつの間にかダウンジャケットを落としており、
そのジャケットを回収することも出来ました。





生還できた喜びで、無我夢中で谷筋のガレ場を下ります。
浮石だらけで、うかつに足を乗せて浮石ごと滑落すること数え知れず。
石と石の隙間の穴が落ち葉に隠れており、ハマって足首をひねる事数知れず。





道迷いで彷徨うこと3時間、
無事、岩屋に生還しました。

改めて、登山道を確認してみます。
岩屋の看板に気をとられ、そちらばかり見ていましたが、
その脇の石に、ちゃんとスプレーで矢印がマーキングしてあるじゃん!
これに気付かず、岩屋の説明看板裏のガレ場を登ってしまったのです。

こんな簡単な案内を見落としたのか。
それによって3時間も遭難したのか。
自分のとった軽率な行動に、怒りがふつふつと湧いてきます。





やっと登山道に復帰できたものの、もう足がガクガクです。
いつもならもう心がメゲて、また日を改めて登ろうと帰るところですが、
今回は自分への怒りが収まりません。
ここで下山してたまるか!と、般若の形相で、登山道を突進していきます。

落ち葉で見失いやすいルートですが、
スプレーや枝に巻かれたテープでマーキングされています。
人間の踏み跡や人工物がある安心感といったらもう。





岩屋から40分ほどで、稜線の分岐点・御坂峠に至りました。
この分岐を東に少し登ると峯稚児神社、西に進むと高賀山です。

おいこら!峠のすぐそこに立派な舗装路があるじゃないか!
もしかしてここまでバイクで来ることが出来たのか!?
一瞬、R256の旧道のタラガ峠に出たのかと思いましたが、
そうではなく、ただの一般通行禁止の林道のようです。

帰宅後、地図で確認してみましたが、
この林道の詳細は分りませんでした。
登山口で通行止めになっていた、あの林道の延長かなぁ。





稜線まで車道が通じているような低山で遭難したとは…
と思うと、余計に腹の虫が収まりません。
左の谷を埋め尽くす、急勾配の深い笹薮を見て、
どうしてコレを漕いで登ろうなんて考えたんだ!?バカじゃなかろうか!と、
フンガフンガと怒りながら、高賀山へと向かって稜線を進みます。





あぁ、至福の、「あとちょっとで山頂うふふ♪」の風景。





御坂峠から20分ほどで、高賀山山頂に到着。
普通に登れば2時間の行程ですが、3時間の遭難の末、
5時間もかかっての登頂となりました…。

お弁当を持ってきたのですが、気が抜けたらどっと疲れが出て、
全く食事がのどを通りませんでした。
こういう日に限って、水を350mlしか持ってきていませんでした。
谷筋のガレ場を登っているうちに飲み干してしまい、
登頂のご褒美として持ってきたジュース500mlも、
藪漕ぎ中に飲んでしまいました。
甘いジュースを飲んだため、余計にノドが乾き、
食事どころではありません。





山頂からは、御嶽、白山、伊吹山が見渡せますが、
雲が多くてイマイチな展望でした。
看板にたくさん落書きがしてあり、マナーが悪いなぁと思ったら、
看板にペンが設置してあり、自由に書き込みOKとの事でした。
私もなにか書こうと思ったら、そのペンが乾燥しており書けませんでした。





一刻も早く水場まで下って水を飲みたいところでしたが、
せっかくここまで登ったのだから、
峯稚児神社にも行ってみようと、御坂峠を東へ進みます。

峠から急坂を10分ほど登ると、巨岩の上にポツンと小さな社が建っていました。
これが峯稚児神社だそうです。





峯稚児神社を引き返し、御坂峠から登山道を下ります。
途中の水場で待望の水をたらふく飲み、
1時間ちょっとで登山口まで戻ってきました。
登山口から林道を下って、鳥居前の駐車場に停めたバイクにゴール。





林道から見た高賀山。
ちなみに読み方は、「こうがさん」で合っているようです。

慢心から思わぬ事態になってしまった今回の登山でしたが、
今でもなぜ、藪漕ぎを強行してしまったのかと悔いています。
危うく色々な人に迷惑をかけるところでした。

登山口の遭難情報を見ても、自分は大丈夫だと思いました。
もしかしたら5年前の彼は、私と同じミスコースをして、
同じ判断ミスをして藪に入りこみ、3の谷へと遭難したのかもしれません。
若くて体力があるが故に、稜線を見上げ、
私のように、進める!と思ってしまった可能性はあります。

遭難中、痛いと思っている暇がありませんでしたが、
帰宅後体を見てみたら、擦り傷やアザだらけでした。
トレッキングパンツも摩擦でボロボロになりました。
笹の枝で顔を突くので、目だけはガードしていたのですが、
口の中がキズだらけになりました。
ひねった足首や、石にぶつけたヒザが腫れましたが、今は治りました。
藪にしがみついていたので、腕と肩が凄まじい筋肉痛になりました。

もっと気をつけて、慎重に山を楽しみたいと思います。
私を信用して行かせてくれる家族のためにも、
無事に帰ることがなによりも最優先です。
藪にぶら下がりながら、夫や子供達の顔が浮かび、後悔したした事を忘れません。


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高賀山登山 その1

2015年11月14日 11:15



11/10の火曜日に、関市と郡上市の境界である高賀山に登ってきました。
R256タラガトンネルのすぐ南側にあります。

明け方まで雨が降り、湿気た朝。
6時過ぎに愛知を出発、R256で板取へ。





実は、ほとんど下調べせずにやって来たので、
どこが登山口かも、コースタイムも、「高賀山」の読み方すら知りません。
「こうがさん」なのか?「たかがやま」なのか?
知っているのは、高賀神社辺りに登山口があるという事だけです。

大鳥居の前の駐車場にバイクを置かせてもらい、
神社を参拝し、トイレをお借りします。





この神社には、頭がサル、胴が虎、尻尾がヘビという「妖怪さるとらへび」の伝説があるとかで、
武者に討ち取られる妖怪の像がありました。

…で、登山口はどこだ?





とりあえず、神社の脇にあった林道を歩いて登っていきます。
どんどん登っていきます。
…もしかして、この道ってバイクで登っても良かったのかしら?

林道を進むと通行止めになり、その脇に登山口がありました。
鳥居をくぐって境内を通過していいのか分らなかったので、
鳥居前にバイクを置いて歩いてきましたが、
登山口の前に、広い駐車場がありました。
15分くらいムダに歩いてしまいましたが、
ウォーミングアップにちょうど良かったです。

登山口に、行方不明者の情報が掲示してありました。
登山口によくある光景ですが、
行方不明者の年齢が30歳男性で、ずいぶんと若いです。
5年前のちょうどこの時期に入山して以来行方不明とのこと。

8時、登山口をスタートします。
数歩歩いたら、突然足元に巨大なヒキガエルが飛び出したので、
ビックリしてギャァァァァ!と叫んで飛び退きました。
その際、よろけて右足の親指を痛めました。
実はこの後、災難があるのですが、
それを暗示するかのような幸先の悪いスタートです…。





暗い森の中の登山道を進みます。

高賀山は平安の頃よりの山岳信仰が残る山です。
修験者が身を清めた、垢取り場という水場を通過します。





石積みの階段になった、歩き易い緩やかな登山道が続きます。

かつて木地師が住んでいた住居跡を通過。
不自然なほどに巨大な岩がそこかしこに点在している、不思議な山です。





七曲というつづら折れの坂道。





紅葉はもう終わりかけで、足元は落葉の絨毯です。
雨上がりの落ち葉と苔むした石で、足元は滑りやすいです。
ストックを忘れたので、拾った枝を杖代わりに進みます。





登山口からちょうど1時間で、岩屋に到着。
巨大な岩の下にポッカリと空間があり、
かつてここに不動明王が祭られていたとのこと。
信仰の対象になるのもうなずける異様な場所です。

ここで、登山道を見失います。
岩の下のトンネルの踏み跡がクッキリなので、
岩を潜っていくのか?と潜ってみたものの、その先に道は無し。

とりあえず、岩屋の後ろに広がる谷筋のガレ場を登ってみます。





今までの登山道とは全く様子が違う、急勾配のガレガレ岩場です。
いくらマイナーな山とは言え、全く踏み跡がありません。
…どう考えても、これは登山道ではありません。

普通なら、ここで道を間違えたと引き返します。
いやそれ以前に、普通ならこんな道ですらない筋に入り込みません。
しかし、この時の私はどうかしていました。
もしかして、道が落ち葉に埋もれているだけかも、と、楽観的に、
道なき道を、どんどん登っていきました。





道なき道を登り続けること1時間。
さすがの私も、とっくに道を間違えている事に気付いています。
でも、なぜか、この筋を登っていけば、
稜線か登山道に合流するかも、という漠然とした思いがありました。

谷筋の岩場を登り尽き、ついに背の丈を越える笹薮に阻まれました。
その先に、森の切れ目の稜線と青空が見えますが、
目の前に広がる藪はとても深く、
身ひとつで漕げるレベルではありません。

今まで登ってきた筋を、また引き返すか。
藪を漕いで稜線を目指すか。

一体、自分は今どこにいるんだ?
登山道からどれだけ外れたんだ?
スマホで現在地を見ようとしますが、地図が表示されません。

ルートも分らないのに藪に入るのは、遭難フラグです。
しかし、まるでオアシスの幻影を追って砂漠を彷徨う旅人のように、
すぐ近くに見える稜線に惑わされ、この深い藪に突入しました。



その2に続く。


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