お米のありがたみ

2008年09月15日 11:41

巷で話題騒然だった、9月13日のXデー。
「中国か日本に地震が来る」という漠然とした予言だったのに、
私の周りでは、いつの間にか、ピンポイントで名古屋に地震が来るという予言に。

やれ非常袋だの、やれ地震保険だの、やれ避難方法だの、
ご近所話のネタはしばらく地震ばかりでした。
周りのにわか防災意識に相乗りして、
私もサトウのご飯やお水やレトルト食品なんかを買いだめしちゃいました。

結局13日にはなにも起こらず、
きっと防災グッズや保険を販促するための企業の陰謀だね、と笑い話で終わりました。
でも、いつ地震が来てもおかしくない日本なので、
これを機に少しは防災意識が高まって、
本当に巨大地震が来た時、少しでも被害が少なくなるのなら結果OKなのではないでしょうか。


13、14日は、岐阜県の実家に、稲刈りと籾摺り(もみすり)を手伝いに行ってきました。
籾摺りとは、収穫したモミの皮を剥いて、玄米を取り出す事です。

昔は、刈った稲を竿に架けて天日干しし、乾いたら脱穀して、籾摺りするという、
家族や親戚、ご近所さんが総出で1ヶ月かかる一大イベントでした。
今では、コンバインで刈りながら脱穀し、全自動乾燥機で半日で乾燥させているので、
翌日には籾摺り機にかけて、あっという間に新米の出来上がり。
稲刈りから籾摺りまで、家族だけでたった2日で終わるほど楽になりました。

機械化で昔より作業が楽になったとは言え、
30kgもある米袋を担いで蔵に入れるという作業は相変わらず人力。
老いた両親にこんな重労働はさせられないので、私がやるのですが、
30kgの米袋を何十袋も担ぐと、さすがに体がガタガタです。
腕や背中が、ものすごい筋肉痛になりました。
でも、これで美味しいお米が好きなだけ食べられるのだから、筋肉痛なんて安いものです。

私は小学生の時から、田んぼや畑の手伝いばかりさせられてきました。
田舎が嫌で、農家が嫌で、
高校卒業と同時に就職して、実家から都会に逃げ出した私ですが、
今ではすすんで帰って、田んぼを手伝っています。

都会に出て、市販のマズい米を経験したら、
実家の美味しいお米のありがたみが、嫌というほど分かりました。
米だけでなく、水もそう。
湧き水で育ったので、名古屋のマズい水道水は未だに浄水しないと飲めません。

小さい時からコキ使われて、苦労が多かったけど、
今では農家に生まれた事に感謝しています。
労働の末にえられる、美味しいお米や野菜の味を知る人に育ててくれて良かったです。

そして、老いて体も辛いだろうに、未だに農協に委託せず、
自分達の手だけで米を作り続けている両親のこだわりにも感謝。
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