映画#8 ゲド戦記

2015年01月10日 18:32





ゲド戦記
2006年/日
[監督]宮崎吾朗
[出演]岡田准一/菅原文太



[あらすじ]

アースシーの世界では、物事の均衡が崩れはじめていた。
魔法は効力を失い、竜が血迷い、人々の心が闇に支配されていった。
エンラッド国の王子アレンも、闇の心に惑わされ、
我を失って衝動的に父親である国王を殺し、遁走する。
危険なところをハイタカに救われたアレンは、
世界の異変を危惧するかつての大賢人・ハイタカと共に旅し、
その中で、顔にヤケドの跡を持ち、受けた虐待によって心を閉ざす少女テルーと出会う。



[感想]

指輪物語とゲド戦記は、中学時代に夢中になった思い出の作品です。
今でも大事に持っています。

指輪物語→ロード・オブ・ザ・リングの見事な映画化の後だったので、
好きじゃないジブリがゲド戦記を映画化するという話にも期待を寄せたのですが、
観終わった後、映画館から出てきた誰もが…お通夜でした。

よくもまぁこれほど節操なく改ざんしたもんだと苦笑いしてしまいます。
監督の父親・宮崎駿原作の「シュナの旅」が、
物話の半分以上ベースになっており、
その上にゲド1~4巻の美味しいキャラを配置しただけ…。
完全に原作の陵辱です。
そりゃ原作者はもちろん、ファンも怒り心頭よ。

あんなにベラベラとおしゃべりなテルーなんて要らない!
あんなにアホの子なアレンも要らない!
テナーもハイタカも、ザ・ジブリなキャラにされちゃってゲンナリ。

真の名とか、影とか、魔法とか、人間と竜との関係と言った、
アースシーの世界観の説明が一切無いので、
物語を知らない人にはさっぱり分からない話です。
ハイタカなんてオマケ程度の存在感しかないのに、
なんでタイトルがゲド戦記なんだよ、そもそもゲドって誰だよ、
は?ハイタカの真の名がゲド?なんじゃそれ?…と悩まされた事でしょう。
原作ファンにとっては、先に述べたとおり、
これはとてもゲド戦記とは認められない愚作です。

ジブリは、派手にズッコケたこの作品にあんまり触れて欲しくなさそうですが、
ゲドファンはこの原作レイプをいつまでも恨むよ~。
まぁジブリも、いつまでも宮崎駿という「影」にすがるしかなく、
哀れだとは思います。
早く偉大な「影」から自立できるといいですね(棒)

と、なんだかんだ言いましたがこの作品、ポニョよりはマシでしたよ。


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