高賀山登山 その1

2015年11月14日 11:15



11/10の火曜日に、関市と郡上市の境界である高賀山に登ってきました。
R256タラガトンネルのすぐ南側にあります。

明け方まで雨が降り、湿気た朝。
6時過ぎに愛知を出発、R256で板取へ。





実は、ほとんど下調べせずにやって来たので、
どこが登山口かも、コースタイムも、「高賀山」の読み方すら知りません。
「こうがさん」なのか?「たかがやま」なのか?
知っているのは、高賀神社辺りに登山口があるという事だけです。

大鳥居の前の駐車場にバイクを置かせてもらい、
神社を参拝し、トイレをお借りします。





この神社には、頭がサル、胴が虎、尻尾がヘビという「妖怪さるとらへび」の伝説があるとかで、
武者に討ち取られる妖怪の像がありました。

…で、登山口はどこだ?





とりあえず、神社の脇にあった林道を歩いて登っていきます。
どんどん登っていきます。
…もしかして、この道ってバイクで登っても良かったのかしら?

林道を進むと通行止めになり、その脇に登山口がありました。
鳥居をくぐって境内を通過していいのか分らなかったので、
鳥居前にバイクを置いて歩いてきましたが、
登山口の前に、広い駐車場がありました。
15分くらいムダに歩いてしまいましたが、
ウォーミングアップにちょうど良かったです。

登山口に、行方不明者の情報が掲示してありました。
登山口によくある光景ですが、
行方不明者の年齢が30歳男性で、ずいぶんと若いです。
5年前のちょうどこの時期に入山して以来行方不明とのこと。

8時、登山口をスタートします。
数歩歩いたら、突然足元に巨大なヒキガエルが飛び出したので、
ビックリしてギャァァァァ!と叫んで飛び退きました。
その際、よろけて右足の親指を痛めました。
実はこの後、災難があるのですが、
それを暗示するかのような幸先の悪いスタートです…。





暗い森の中の登山道を進みます。

高賀山は平安の頃よりの山岳信仰が残る山です。
修験者が身を清めた、垢取り場という水場を通過します。





石積みの階段になった、歩き易い緩やかな登山道が続きます。

かつて木地師が住んでいた住居跡を通過。
不自然なほどに巨大な岩がそこかしこに点在している、不思議な山です。





七曲というつづら折れの坂道。





紅葉はもう終わりかけで、足元は落葉の絨毯です。
雨上がりの落ち葉と苔むした石で、足元は滑りやすいです。
ストックを忘れたので、拾った枝を杖代わりに進みます。





登山口からちょうど1時間で、岩屋に到着。
巨大な岩の下にポッカリと空間があり、
かつてここに不動明王が祭られていたとのこと。
信仰の対象になるのもうなずける異様な場所です。

ここで、登山道を見失います。
岩の下のトンネルの踏み跡がクッキリなので、
岩を潜っていくのか?と潜ってみたものの、その先に道は無し。

とりあえず、岩屋の後ろに広がる谷筋のガレ場を登ってみます。





今までの登山道とは全く様子が違う、急勾配のガレガレ岩場です。
いくらマイナーな山とは言え、全く踏み跡がありません。
…どう考えても、これは登山道ではありません。

普通なら、ここで道を間違えたと引き返します。
いやそれ以前に、普通ならこんな道ですらない筋に入り込みません。
しかし、この時の私はどうかしていました。
もしかして、道が落ち葉に埋もれているだけかも、と、楽観的に、
道なき道を、どんどん登っていきました。





道なき道を登り続けること1時間。
さすがの私も、とっくに道を間違えている事に気付いています。
でも、なぜか、この筋を登っていけば、
稜線か登山道に合流するかも、という漠然とした思いがありました。

谷筋の岩場を登り尽き、ついに背の丈を越える笹薮に阻まれました。
その先に、森の切れ目の稜線と青空が見えますが、
目の前に広がる藪はとても深く、
身ひとつで漕げるレベルではありません。

今まで登ってきた筋を、また引き返すか。
藪を漕いで稜線を目指すか。

一体、自分は今どこにいるんだ?
登山道からどれだけ外れたんだ?
スマホで現在地を見ようとしますが、地図が表示されません。

ルートも分らないのに藪に入るのは、遭難フラグです。
しかし、まるでオアシスの幻影を追って砂漠を彷徨う旅人のように、
すぐ近くに見える稜線に惑わされ、この深い藪に突入しました。



その2に続く。


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