映画#16 伊豆の踊子

2016年01月20日 10:20





伊豆の踊子

1963年/日
[監督]西河克己
[出演]吉永小百合 /高橋英樹



[あらすじ]

時は大正時代、東京から伊豆に訪れた学生は、
天城で出会った旅芸人一座と親しくなり、一座と共に伊豆を旅する。
その道中、学生と一座の踊子・薫は、互いに淡い恋心を募らせてゆく。



[感想]

何本も映画化された川端康成の同名作品の、吉永小百合編です。
私の大好きな純愛モノで、物語の舞台を追って伊豆を旅した事もあります。
いやもう、心にくすぐったくて心地よいピュアラブストーリー!
また原作を片手に伊豆を旅したいなぁ。

薫役には、吉永小百合や山口百恵のような芋っぽい女優さんがホントよく似合います。
スマートな女優さんやモデルやタカラジェンヌには、絶対雰囲気だせないもんね。
でも、16歳の薫役にしてはずいぶん大人っぽいなぁ、少女っぽくない。
これでも吉永小百合は当時18歳なんですね。
学生の高橋秀樹の方が年下に見える…。

河原乞食の下衆なシーンもありますが、
こういうのを見ると、せっかくの純愛物語なのにガッカリしてしまいます。
エリート学生と踊子との身分差を表現するために重要な事なのですが、
こんな純粋な薫ちゃんも、この先どんどん、
男に買われて擦れていってしまうんだなぁと連想して悲しくなります。

でも、
薫ちゃんと一緒に旅した学生さんの中で、
そして小説や映画を観た私たちの中で、
人生で一番綺麗で純朴だった頃の薫ちゃんは、
一生色褪せることなく生き続けているのです。

作中で、時代のわりに道路や法面が綺麗に整備されていたり、
現代的過ぎる建築物が映っていたりして、ロケ感丸出しで面白かったですが、
ラストシーンの灯台は、いくらなんでも現代的過ぎるだろ、とツッコんでしまいました。


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